全部気のせい

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呪われた者たち
メディア: 映画
上映時間: 96分
製作国: イギリス
公開情報: 劇場未公開・WOWOWにて放映
ジャンル: SF/ファンタジー/ドラマ

監督: ジョセフ・ロージー
製作: アンソニー・ハインズ
原作: H・L・ローレンス
脚本: エヴァン・ジョーンズ
撮影: アーサー・グラント
音楽: ジェームズ・バーナード
出演: マクドナルド・ケリー/シャーリー・アン・フィールド/オリヴァー・リード/アレクサンダー・ノックス/ヴィヴェカ・リンドフォース/ウォルター・ゴテル/ジェームズ・ヴィリアーズ
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彼らを私は子供として見ることができるだろうか。

正確に言えば、隔たりなく子供たちを見れるだろうか。


実際、難しいことだと思う。
真実を知ってしまえば、そのことを無視できないだろう。
それは何も、この作品に限ったことではない。
何だってそうで、どんな些細なことでも一度知ってしまえば頭の隅に張り付く。
もちろん記憶なんて曖昧なものなので、ずっと正確に覚えておくことができることなど少ないだろう。
「どうでもいい」事柄ほど忘れるのも早いと思う。
けれども反対に、それがあまりに衝撃的な内容だったらどうか。
小さなことでも(少しの間は)頭の中に残るのだ、当然、大きなことだったら頭から離れないだろう。
知ったことをなかったことにはできない。たとえ、どんなに忘れたいと願っても。
無意識に意識せずにはいられないのだ。

作中の“真実”は残酷だ。
特に子供たちにとってはつらい現実だろう。
しかし彼らは事実を知らない。はたしてそれは、幸か不幸か。私は分からない。
彼らは何も知らないが故に、好奇心旺盛で自分の欲望に素直で、そこらにいる子供たちと何も変わらない。真実を知れば、それらはすべて失われてしまうだろう。
知りたいことばかりではなく、知りたくないことも出てくるだろう。
知ることによる精神的ダメージは、計り知れないと思う。
しかし、いずれは知らなければいけないことだ。
遅いか早いか。
大人たちが言う「時が来れば」は、きっと、“精神的に成熟したら”の意味なのではないかと思うが、それは正しい判断なのだろうか。
幼い頃から自分のことを知り、そんな自分と一生付き合っていく心を、体の成長とともに育てていくことの方が大事にも思えるのだ。
しかし一方で、子供時代くらいは、心までは縛られない、夢のある日々を過ごしてもらいたいという気持ちもある。
私にはどちらが最良なのか分からない。
真実を知らせるか知らせないか。
それほど真実は重く、知ることは容易くないのだ。

今は、子供たちは何も知らないというのが現実である。
それが知ることによって、どう変化するのか。
彼らは今までどおりに世界を見ることなどできないだろう。
私たちが偏った見方で彼らを見てしまうように、彼らもまた、違う目で私たちを見るだろう。
その目に宿る思いは、私にはとても想像しがたい。
私が彼らだったなら…
どう思うだろうか。

どう、真実をとらえるだろうか。


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