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太陽の帝国

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(2012/12/05)
ジョン・マルコビッチ、クリスチャン・ベール 他

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1945(昭和20)年8月15日戦争が終わった。
恥ずかしながら、戦争についての知識は人並み程度(何をもって人並みとするのか不明だが)しかなく、今作のような戦争映画を観ると、しばしば鵜呑みにしてしまう嫌いがある。
もちろん、戦争について考える機会が与えられることは素晴らしいけれど、映画はあくまでフィクションということを忘れてはいけないと思う。特に私のような、それに精通しているわけではない者にとっては。
ただ、この作品は、戦争映画というだけでなく少年の成長記でもある。
今回私は、後者の目線で観て感じたことを書こうと思う。

子供は成長が早い。
少しでも会わない期間があると、次に会った時には見違えるほど大きくなっていたりする。
この作品の少年も、最初と最後では顔つきが変わっている。
しかしそれは、からだの成長というより心の成長によるところが大きいと思う。
少年が、過酷な環境にありながらたくましく“成長”できたのは、彼が類いまれな順応性を持っていたからだろう。
往々にして、その純粋さや無知ゆえに、大人よりも子供の方が環境になじみやすいと私は思う。しかしその中でも、少年の適応能力は突出しているように見える。
彼の能力は、生き抜こう生き延びようとする、いわば生命力から発せられていたのだろう。
人一倍強い生命力から――それに、子供が持つ純粋さが加わってより大きな力となったのだ。
彼の純真さは、それが画面に現れるたび、戦時中だということを一瞬忘れさせてくれた。
たぶん私だけではない。作中の人々もその瞬間、戦争を忘れたのではなかろうか。
その光景はとても美しく印象的であった。

少年はたくましく成長した。初めの頃の頼りない子供の面影はもうない。
戦時中を生き抜いた彼は、戦後、どう生きてゆくのだろうか。
きっと生き方が問われるのはこれからだと思う。
彼はこれからも成長していく。
からだの成長とともに心も大きく育っていってほしい。
残念ながら純粋さは失われていくと思う。
しかし、彼の本来持っている順応性をなくさないでいれば、今後も生き抜くことはできるだろう。どんな環境でも生き延びれるだろう。
生き方までは、私には分からないけれども…。

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